2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「ムントゥリャサ通りで」 ミルチャ・エリアーデ著 直野敦訳 法政大学出版局刊 を読む。 おそらくは年内最後の読了作になると思いますが、最後の最後で、今年読んだ本の中でベストと言っていい一冊に出会いました。160ページほどの、さほど長くない長編なの…
「宇宙ヴァンパイア―」 コリン・ウィルソン著 中村保男訳 村上柴田翻訳堂/新潮文庫 新潮社刊 を読む。 吸血鬼ものの小説を読もうと思い、すぐ手近にあった、積読になっていた本書を手にとりましたが、これがなかなかのB級作品でした。 小説の存在自体は、そ…
「令嬢クリスティナ」 ミルチャ・エリアーデ著 住谷春也訳 作品社刊 を読む。 エリアーデの書いた最初の幻想小説。エリアーデの出身国ルーマニアにゆかりの深い吸血鬼を扱っている。それも、ストーカーの「ドラキュラ」以降の吸血鬼ではなく、例えばゴーチェ…
先日twitterを眺めていたら(ぼく自身はあまりtwitterを効果的に使っていなくて、社会的、政治的なツイートでもっともだなと思ったツイートを少しでも拡散しようとリツイートしてみたり、本当に個人的に気になるツイートを「いいね」してみたりするだけで、…
「蛾」 ロザリンド・アッシュ著 工藤政司訳 サンリオSF文庫 サンリオ刊 を読む。 まずは、お約束の。 この本は、これのせいで「珍本」扱いされ、サンリオSF文庫の中では、比較的手に入りにくいレア本になっています(古書価自体は、二千円前後といったところ…
「シルヴィウス」 アンリ・ボスコ著 天沢退二郎訳 新森書房刊 を読む。 ポンティヤルグという架空の町(著者によって、舞台は南仏であると示唆されたことがあるらしい)に代々根を張って住み続けている、メグルミューという一族がいる。一族のものは誰もが、…